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更新日:2021年2月5日
No.126/2021.2
利用者各位
立春の候、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。『ニュースレター』第126号をお届けします。
コロナ禍による来学禁止などで、オンラインリソースのリモートアクセスの需要が高まる中で医中誌Webの提供元である医中誌刊行会様のご厚意により、昨年10月末まで、リモートアクセス(同時2アクセス)に対応していただきました。その後もリモートアクセスのご要望が多かったため、このたび、同時アクセス無制限かつリモートアクセス対応の「アクセスフリープラン」に拡張いたしました。
これにより、同時に何名でも利用可能です。また、学内からだけでなく、自宅や外出先からもいつでも利用できます。さらにスマホ専用画面も用意されていて、PCだけでなくスマホからでも快適にお使いいただけます。学外やご自宅での研究・学習にぜひお役立てください。
【医中誌Webリモートアクセス用ID/PWページ】※学内からのみアクセス可能
この度、臨床英語教室のご発案により、図書館2階閲覧室南側に新たに<臨床英語コーナー>が新設されました!こちらのコーナーには、英語学習法から薬理学、心理学、脳科学、解剖学に至るまで、これまでに臨床英語教室からご推薦いただいた幅広い内容の資料を並べております。
ニューヨーク・タイムズベストセラーに輝いた注目作『脳はいかに治癒をもたらすか:神経可塑性研究の最前線』や「The New England Journal of Medicine(NEJM)」の前編集者が著者でもある『ビッグ・ファーマ:製薬会社の真実』など科学・医療系の読み物の邦訳版などもございます。
また、臨床英語教室からのご推薦により購入しているマクミランランゲージハウス社の『Macmillan Readersシリーズ』は英語多読にも最適の電子ブックです!(※「Macmillan Readers」(外部サイトへリンク)はMaruzen eBook Libraryよりご覧いただけます。)
図書館にお立ち寄りの際は、ぜひ一度、臨床英語コーナーに足を止めてみてください!
2階閲覧室に配架している図書は、医学科及び看護学科の各講座から推薦いただいた指定図書が中心となっています。基本的には看護学を除く図書は日本十進分類法(NDC)に基づき、看護学は当館独自の看護学(N)分類に基づいて配架していますが、複数の講座が重なってしまう分類もあります。あるいは一講座が推薦された図書が分類によって泣き別れになってしまうケースもあります。そこで、図書の見つけやすさに着目し、以下のように配架を見直しました。
今後も見つけやすさを重視した配架に努めていきたいと思います。
当館では、勤務形態により本学職員証をお持ちでない方や研修や実習、留学等で一時的に滞在されている方に対し、『ゲストカード(図書館利用カード)』を発行しております。職員証と同様に資料の貸出、無人開館時の利用等が可能です。申請は2階メインデスクで受け付けております。
ゲストカードの有効期限が3月までの方で、4月以降も引き続きご利用の場合は、図書館へ利用期間の更新をお申し出ください。ご退職あるいはご滞在期間終了の際は、速やかにカードと貸出中の資料をご返却ください。
(※2019年7月以降の職員証の不具合により図書館で臨時カードを発行されている方は、こちらで利用期限を延長いたしますので更新手続きは不要です。職員証の交換時期については、人事課より個別に通知される予定です。
新規の職員証と交換される際には、ゲストカードを使って借りた資料を必ず一度ご返却ください。お手数ですが、よろしくお願いいたします。)
下記の通り新規登録いたしました。URLにアクセスしていただければ全文閲覧する事ができます。
引き続き図書館ではリポジトリに登録する論文を募集しております。何卒皆様のご協力のほど宜しくお願いいたします。
問い合わせ先は、機関リポジトリ担当、和田(内線2392)、木下(内線2292)までお願いいたします。
1月分の新着EBOOK・図書リストを作成しました。
―『私の脳で起こったこと』は、私が書く能力を失う前に社会に遺そうとした置き手紙でもありました。―【本書「はじめに」より一部抜粋】
そんな文章が書かれたこの本の著者は、5年前にレビー小体型認知症と診断を受けた脳機能障害を患う女性です。診断を受けた時は、当時の医学書を読んで、これから認知症が急激に進行し衰弱していくと思っていたそうです。
でも、彼女が見てきたものは、違っていました。彼女は自身の“脳の誤作動”について体験したことを発信することで、この病気の多様性を伝えようとされています。本の中で語られる“私たちの内面で起こっていることを知らない人たちから一方的に付けられた症状名や解説に絶望し、翻弄され、居場所を奪われてきた”という言葉の重さはズシリと胸に刺さります。そうして、その後に続いていく “これは人災だと、私は思いました。そして人災であれば、変えることができると。” と語る彼女の強い決意の意味をたくさんの人に知っておいてほしいと感じました。(K)
*2階閲覧室南側単行本[請求記号N9-Hig]に配架
2月になりました。最終学年の学生の皆さまは、いよいよ国家試験が目前に迫ってきましたね。全力を出し切れるよう、図書館職員一同、陰ながらお祈り申し上げます。寒い日が続きますが、体調に充分気をつけて、試験の日をお迎えください。厳しい冬を乗り越えて、春の訪れが聞こえる頃には、皆さまのもとへと嬉しい便りが届きますように。
記事または図書館に関するご意見、ご感想がございましたら、下記のアドレスまでお寄せください。
e-mail:library@naramed-u.ac.jp
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公立大学法人奈良県立医科大学 法人企画部 教育支援課 医学情報係
奈良県橿原市四条町840番地
電話番号:0744-23-9981
ファックス番号:0744-23-3273