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更新日:2015年3月1日

ニュースレター第13号

第13号(No.13)/2011.8

附属図書館ニュースレター

No.13/2011.8.

利用者各位

厳しかった暑さもようやく峠を越し、朝夕はめっきり過ごしやすくなってまいりましたが、お変わりございませんか。『ニュースレター』の第13号をお届けします。
おかげさまで『ニュースレター』本号で1周年を迎えることができました。今後とも変わらぬご利用、ご愛読よろしくお願いいたします。

目次

  1. オープンキャンパスの施設見学コースへ
  2. 機関リポジトリ「GINMU」リニューアルのお知らせ
  3. 「GINMU」掲載文献の取り下げについて
  4. 「今日の診療WEB版」がデータ更新
  5. 乳がん闘病記内容分析
  6. 新着図書(7月受入分)
  7. 『Tea Break』vol.4~白い航跡(上・下巻)~

1.オープンキャンパスの施設見学コースへ

去る8月6日(土曜日)~7日(日曜日)に本学でオープンキャンパスが開催されました。学務課担当者のお話では昨年度よりも参加者が多かったようです。

さて、両日ともに施設見学が催され、当館もその対象となりました。
1日目は、見学グループが8グループあり、うち3グループで当館が見学対象になっていました。説明時間は短いものでしたが、スタッフの説明を熱心に聞かれていました。
2日目は、見学コースからはずしていただき、13時30分~17時の見学時間帯に開場し、自由に見学していただくスタイルを試行しました。途中3回説明時間を設け、個別の質問にも対応するという形を取りました。
見学者は開始時に集中し、その後は終了時間間際に他の見学を終えた方が駆け込みで来られました。
両日合わせて、当館への来館者は60組ほどでした。

来年度は、この状況を踏まえて、より多くの方に当館を見ていただけるよう工夫していきたいと思っております。
関係者のみなさん、本当にお疲れ様でした。

2.機関リポジトリ「GINMU」リニューアルのお知らせ

この度、機関リポジトリ「GINMU」コミュニティ&コレクション内(GINMUトップページ向かって左側にある「コミュニティ&コレクション」をクリック)の画面リニューアルを行いました。主な変更点は以下の通り。

  • 誌名の下に表記されていた巻号や、年度表記をなくし、誌名のみの構成にいたしました。(今後、巻号、年度でお探しの際は各誌名をクリックしていただきますと、巻号、年度が表示されます。)
  • 紀要類(Journal of the nara medical associationなど)に登録されていた論文を巻号ごとに振り分けました。

今回のリニューアルにより、画面の見やすさ、論文の探しやすさが向上しました。
今後もより使いやすい機関リポジトリにすべく、一層努めてまいります。

3.「GINMU」掲載文献の取り下げについて

「GINMU」への掲載は基本的に著作権者の許諾を受けて行っておりますが、以下の資料につきましては、著作権が本学あるいは編集委員会等に帰属しているため、包括的に登録しております。

  • Journal of the Nara Medical Association(奈良医学雑誌)-奈良医学会から最新号は除くことを条件で許諾を受けています。
  • 医学部看護学科紀要-紀要編集部会から許諾を受けています。
  • 卒業記念症例報告集-2006年度当時の臨床教育部長から紹介していただきました。ただし、患者個人が特定できるなど公開に不適切と当館で判断したものは、本文を掲載しておりません。

上記のうち、公開に不適切であるなど本文掲載の取り下げをご希望の際は以下の担当者までお申し付けください。早急に対応いたします。

機関リポジトリ担当鈴木(内線2293 tsuzuki@naramed-u.ac.jp)、和田(内線2392 tata-rin@naramed-u.ac.jp)、木下(内線2292 kinosita@naramed-u.ac.jp)

4.「今日の診療WEB版」がデータ更新

「今日の治療指針」などを含む国内を代表するレファレンスデータベースである「今日の診療WEB版」(外部サイトへリンク)のデータが9月1日付けで更新される予定です。
以下の13冊を横断的に検索して利用することができます。

  • 今日の治療指針2011年版(今回更新)
  • 今日の治療指針2010年版
  • 今日の診断指針第6版
  • 今日の整形外科治療指針第6版(今回更新)
  • 今日の小児治療指針第14版
  • 救急マニュアル第3版
  • 臨床検査データブック2011-2012(今回更新)
  • 治療薬マニュアル2011年版(今回更新)
  • 新臨床内科学第9版
  • 内科診断学第2版
  • 今日の皮膚疾患治療指針第3版
  • 臨床中毒学
  • 医学書院医学大辞典第2版

どうぞご活用ください。

5.乳がん闘病記内容分析

厚生労働科学研究費補助金「国民のがん情報不足感の解消に向けた『患者視点情報』のデータベース構築とその活用・影響に関する研究」班の研究協力を行っている「健康情報棚プロジェクト」が「乳がん闘病記内容分析研究協力者」を募集していたので応募することにしました。
数日後、「闘病記」5冊と「内容分析調査票」が送られてきました。「調査票」はテーマごとに項目が細分化されており、「闘病記」の章ごとの該当する箇所にチェックを入れていくというものです。該当する項目がないものについては、追加の項目の欄に記入していきます。
当館に「闘病記文庫」が設置されているのにもかかわらず、これほど深く「闘病記」を読み取る機会はなく、感慨を覚えずにはいられませんでした。
現在、残りの冊数のほうが多い状況ではありますが9月30日の提出期限に間に合うよう、ただし、あせらずに読み進めていきたいと思っております。(N)

*「健康情報棚プロジェクト」は、当館の「闘病記文庫」開設の際にご尽力をいただいた研究グループです。

6.新着図書(7月受入分)

7月分の新着図書リストを作成しました。
こちらからご覧いただけます。

7.『Tea Break』vol.4~白い航跡(上・下巻)~

病気の原因や治療法などを探る上で臨床試験は欠かせないものになっています。
「脚気」という病気は明治時代に日本陸・海軍に蔓延し、原因不明であるために非常に深刻な問題でした。その原因が食事の栄養の偏りによることを比較臨床試験によって証明した人が当時海軍軍医であった高木兼寛氏であり、「白い航跡」は高木氏の生涯をドラマティックに描いた吉村昭氏の作品です。特に脚気の原因説についての陸軍との論争は圧巻です。

この功績は欧米で高く評価され、かの有名な英国の医学誌「Lancet(ランセット)」にも氏の英国での講演記録が掲載されたほどです。

EBMや疫学に関心を持っておられる方、幕末から明治期の医療史に興味のある方にはお勧めです。(S)

*2階閲覧室南側新着図書(医学)および書庫2層単行本[請求記号913.6-Yos]に配架

編集後記

前号でご紹介できなかった『クリアファイル』は、(コチラ(外部サイトへリンク))です。不鮮明な写真で申し訳ありません。納入後、配布用にメインデスクに置かせていただいていたのですが、大好評のため残りわずかになりました。ご希望の方は、メインデスクにお申し出ください。

図書館へのご意見、ご要望がございましたら下記のアドレスまでお願いします。

e-mail:library@naramed-u.ac.jp

編集・発行

奈良県立医科大学附属図書館
内線:2293
e-mail:library@naramed-u.ac.jp

お問い合わせ

公立大学法人奈良県立医科大学 法人企画部 教育支援課 医学情報係

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