更新日：2020年8月6日

附属図書館ニュースレター

No.120/2020.8

利用者各位

盛暑の候、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。『ニュースレター』第120号をお届けします。

目次

1. 8月中の図書館利用について
2. 視聴覚PCルームのオンライン研修等でのご利用について
3. 学生用指定図書の推薦受付中！
4. 日本医学図書館協会「協会賞」を受賞！
5. 機関リポジトリ「GINMU」登録状況
6. 新着EBOOK・図書（7月受入分）
7. 『Tea Break』vol.111　～ グスコーブドリの伝記（ちくま日本文学003「宮沢賢治」所収 ～

1.8月中の図書館利用について

7月27日付の一斉メールでもお知らせしましたように、8月の有人開館から無人開館への切り替え時刻を『17時』から『18時』に変更し、以下のように開館しております。

【玄関】

【利用時間】

【閲覧室、自習室、デスクトップパソコン】

【マスク着用】

【手指消毒液および除菌シートの設置】

【食事禁止】

皆様にはご不便をおかけしますが、新型コロナウイルス感染防止のため、ご協力をお願いいたします。

2.視聴覚PCルームのオンライン研修等でのご利用について

現在、コロナウイルス感染症拡大防止のため、図書館で利用できるデスクトップパソコンの台数に制限を設けております。また、オンライン研修等での視聴覚PCルームの需要の増大により、研修を受ける予定のある方はあらかじめご予約いただくことをおススメします。(内線2292)
予約は平日の8時30分～18時まで承っております。土日祝日に関しては予約を受け付けておりませんので、先着順でご利用ください。

台数制限中のためご不便をおかけしますが、2階閲覧室・3階視聴覚PCルームともに譲り合ってお使いいただきますよう、ご協力お願い申し上げます。

3.学生用指定図書の推薦受付中！

例年、講義に関連する必読図書や学生に読ませたい本など図書館に必要と思われる図書の推薦を各教室にお願いしております。いつもご協力いただきありがとうございます。
今年も、学生のうちに読んでおくべき本、講義の参考になる本を選定いただきますようよろしくお願いいたします。医学科の締切は9月7日（月曜日）です。期限を過ぎる場合はご連絡くださいますようお願いいたします。
また、看護学科各領域へは、図書委員の先生を通じてお願いしています。今年も医療従事者を目指す学生にとって役立つ本の選定をよろしくお願いいたします。
ホームページには過去7年分の指定図書リストを掲載しています。選書の際ご参照ください。
図書館資料充実のため、ご協力いただきますようよろしくお願いいたします。

4.日本医学図書館協会「協会賞」を受賞！

当館が加盟する特定非営利活動法人「日本医学図書館協会」では、毎年顕著な業績が認められる著作物又は事業に対して「協会賞」（外部サイトへリンク）が授与されますが、今年度は当館スタッフ（鈴木）が執筆に加わった「PICOから始める医学文献検索のすすめ」(小島原典子、河合富士美編、南江堂、2019)が受賞しました！この書籍は当館ニュースレター2019年3月号の『Tea Break』でもご紹介しております。

当館では、古くから文献検索サービスに力を入れており、時代の流れとともに医学関連文献データベースの導入及び検索スキルの向上に努めてきました。現在では診療ガイドラインやコクランレビューなどのシステマティックレビュー作成のための文献検索及び検索支援に数多く携わっております。このような実績がご縁で当該書籍執筆の機会をいただきました。

近年は全国の医学図書館においてもこのようなスキルを持つスタッフが減少しておりますので、このたび受賞した書籍がみなさまの検索スキルを向上する一助となれば幸いと思っております。

文献検索についてのご相談あるいはご依頼はいつでも承りますので、担当鈴木あるいは大瀬戸までお気軽にご連絡ください。（内線2293、2292）

5.機関リポジトリ「GINMU」登録状況

下記の通り新規登録いたしました。URLにアクセスしていただければ全文閲覧する事ができます。

• まほろばだより　Vol.33

登録件数（2020年7月28日現在）

GINMU

• 医学部学術雑誌論文　63件
• Journal of Nara Medical Association（奈良医学雑誌）　1323件
• 奈良県立医科大学看護短期大学部紀要　5件
• 奈良県立医科大学医学部看護学科紀要　157件
• HUMANITAS　奈良県立医科大学教養教育紀要　59件
• 研究データ　2件
• 博士論文（医学）　285件（紀要掲載分11件を含む）
• 附属病院学術雑誌論文（医学部掲載分と重複）　3件
• 葦（看護部紀要）　355件
• 附属図書館　31件
• 学報　62件
• キャンパスだより　10件
• まほろばだより　33件
• 女性研究者支援センター成果報告書　1件
• 地域医療連携室だより　16件
• 看護実践・キャリア支援センター通信　17件
• 県民健康増進支援センター機関紙「Health Letter」　11件
• 県費奨学生配置センター機関誌「Glocal(グローカル)」　18件
• 県費奨学生配置センター関連資料　1件

奈良県地域医学リポジトリ

• 奈良県臨床細胞学会雑誌　29件

引き続き図書館ではリポジトリに登録する論文を募集しております。何卒皆様のご協力のほど宜しくお願いいたします。
問い合わせ先は、機関リポジトリ担当、和田（内線2392）、木下（内線2292）までお願いいたします。

6.新着EBOOK・図書（7月受入分）

7月分の新着EBOOK・図書リストを作成しました。

7.『Tea Break』vol.111　～ グスコーブドリの伝記（ちくま日本文学003「宮沢賢治」所収 ～

ご存じ宮沢賢治の童話で、賢治作品では数少ない生前での発表作品でもあります。また2012年にはアニメ映画として公開されました（主演声優は小栗旬さんです）。舞台は賢治の故郷岩手をモチーフとした架空の国「イーハトーブ」、樵一家の長男ブドリは冷害で両親を亡くし、唯一の妹ネリも人さらいに奪われてしまうという、なかなかにハードな展開から物語は始まります。
紆余曲折の後、様々な出会い（いい人とも、悪い人とも）を得て、持ち前の何事にも真摯に取り組む性格で、人々の信頼を勝ち得たブドリは、イーハトーブでも有数の火山学者となり、またその名声のおかげで、生き別れの妹ネリとの再会を果たすなど、順風満帆な日々を送ることができるようになります。
しかしその幸せは長くは続かず、火山噴火の予兆が観測され、このままでは噴火（火山灰）の影響で、両親を奪った冷害が再び訪れる事が予想され・・・果たしてブドリの運命はいかに・・・。
と、後は本著を御覧じろということで・・・。
この作品は先に述べたように賢治の故郷岩手県花巻をモチーフとしており、その中で賢治が実際に見聞きした、農村の過酷な現実（冷害など）と、それを何とか救いたい賢治の願いが凝縮された内容となっております。
また、本著（ちくま日本文学003「宮沢賢治」）には、ご紹介した本作の他にも「風の又三郎」などの物語、「春と修羅」などの詩も収載されております。（W）

＊ 2階閲覧室南側単行本[請求記号918.6-Chi]に配架

編集後記

先月の記録的な大雨により、被災された皆様に心からお見舞い申し上げるとともに、復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。
異例の長期雨もようやく明けて、梅雨明け後はいきなり猛暑の到来。コロナウイルス感染拡大予防対策のためマスクの着用が求められる中、熱中症の予防も欠かせません。
今年は例年以上に気をつけつつ、しっかり水分を摂って、この夏を乗り切りましょう。

記事または図書館に関するご意見、ご感想がございましたら、下記のアドレスまでお寄せください。

編集・発行

• 奈良県立医科大学附属図書館
  内線：2293
  e-mail:library@naramed-u.ac.jp