光触媒(CLEANEST NFE2)加⼯プラスチック板では、0.5時間の接触で4.05 x 105 PFU/mL から検出限界の2.50 x 102 PFU/mL(減少率>99.916%)未満へと感染価が減少しました。⼀⽅、光触媒未加⼯プラスチック板においても、2時間で2.75 x 104 PFU/mL と若⼲の感染価の減少が⾒られました。
キングバスター(光触媒)加⼯ガラス板では、0.5 時間の接触で1.18 x 105 PFU/mL(減少率80.547%)、1 時間の接触で2.63 x 104 PFU/mL(減少率94.878%)、2 時間の接触で1.00 x 103PFU/mL(減少率99.772%)へと感染価が減少し、3 時間の接触で検出限界の5.00 x 101 PFU/mL未満(減少率>99.988%)へと減少しました。(図1)
バスター8から発生したオゾンガスを新型コロナウイルスに曝露させると、1.15 x 107 PFU/mLから10分で5.80 x 105 PFU/mL(減少率90.720%)、30分で8.55 x 104 PFU/mL(減少率98.632%)、60分で2.70 x 105 PFU/mL(減少率99.950%)となり、不活化を確認しました。
⾷塩濃度0.9%のオゾンナノバブル⽔と⾷塩濃度1.8%のオゾンナノバブル⽔を新型コロナウイルスに5分接触させると、1.0 x 107PFU/ml からそれぞれ2.7 x 105PFU/ml(減少率97.404%), 1.6 x104PFU/ml(減少率99.850%)へと感染価が減少しました。10 分の接触ではさらに減少し、それぞれ1.1 x 105PFU/ml(減少率98.238%), 4.5 x 102PFU/ml(減少率99.993%)となりました(図1)。
光触媒未加工のガラス板にUV3W/cm2で照射すると、3.60 x 105 PFU/mL から10 分後に検出限界の5.00 x 101PFU/mL 未満(減少率>99.982%)まで感染価が減少しました。⼀⽅、光触媒加⼯のガラス板にUV3W/cm2で照射すると、10分後では2.02 x 104 PFU/mL の感染価が残存しましたが、30 分後には検出限界の<5.00 x 101PFU/mL 未満(減少率>99.977%)まで感染価が減少しました(図1)。
ボックス内のオゾンガス濃度の推移は図1のとおりであり、オゾンガスを4.75 x106 PFU/mlの新型コロナウイルスに暴露させると、30分で2.98 x 105 PFU/ml(減少率91.500%)、60分で5.50 x 104 PFU/ml(減少率98.428%)へと感染価が減少しました(図2)。
【試験1】オゾン水を新型コロナウイルスに噴霧すると、 1.69 x106PFU/mlから15秒後に1.15 x 104 PFU/ml(減少率99.098%)、60秒後に1.75 x 103 PFU/ml(減少率99.844%)、3分後には1.25 x 102 PFU/ml(減少率99.988%)と検出限界以下まで感染価が減少しました(図1)。
図1.オゾン水噴霧によるウイルス感染価の推移
【試験2】オゾン水と新型コロナウイルスを混合すると、9.75 x 106 PFU/mlから15秒後に4.30 x 105 PFU/ml(減少率95.425%)、60秒後に1.20 x 105 PFU/ml(減少率98.769%)へと感染価が減少しました(図2)。