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更新日:2026年9月17日

あいさつ

2026年4月1日付で奈良県立医科大学県費奨学生配置センター長を拝命いたしました。その責任の重さに身の引き締まる思いであり、本センターのさらなる発展と、奈良県の地域医療の充実に向けて全力を尽くす所存です。

県内唯一の公立医科大学である本学は、高度先進医療を推進するとともに、奈良県全域の地域医療を支える中核的な役割を担っています。優れた臨床能力と豊かな人間性を備え、地域の多様な医療ニーズに応えられる医師を育成し、県内の各医療機関に送り出すことは、本学の重要な使命です。本センターは、本学が担う地域医療への貢献という使命を具体的に実現する重要な役割を担っています。

この使命のもと、本学では2008年に県費奨学生制度を開始し、これまで入学者は250名に達しました。さらに、県費奨学生を一貫して支援し、県内医療機関への配置を目的として、奈良県と本学が共同で2013年に県費奨学生配置センターを設置しました。

当センターでは、在学中のキャリア形成支援をはじめ、卒業後の初期臨床研修先の調整、専門研修の支援、さらには県内医療機関への派遣まで、シームレスな支援を行っています。当初は小児科、産婦人科、麻酔科、救急科、総合診療科を対象としていましたが、奈良県内の医療ニーズを踏まえ、2018年には総合内科分野と児童精神分野、2021年より外科(呼吸器外科、心臓血管外科、乳腺外科、消化器外科、小児外科)および脳神経外科へと対象を拡大しました。人材確保が急務とされるこれらの分野への配置を支えることで、奈良県の地域医療の維持・充実に貢献しております。

現在、本制度を通じて医学生97名、卒業後の医師116名を支援しています。また、専門研修以降の医師90名のうち78名が本学の各医局に所属し、地域医療の第一線で活躍しています。さらに、令和5年度に初めて義務年限を修了した医師を輩出し、修了者は累計16名となりました。令和7年度に義務年限を終えた6名は、全員が引き続き県内医療機関に勤務しており、本制度が奈良県の医師確保と地域医療の充実に着実な成果を上げていることが示されています。

今後も本センターは、奈良県をはじめ関係機関との連携を一層強化し、奨学生一人ひとりが安心して学び、その志を実現できるよう切れ目のない支援を行ってまいります。そして、地域医療を担う医師の育成と適正な配置を通じて、将来にわたり県民の皆様が安心して医療を受けられる地域医療体制の充実に貢献してまいります。引き続き、本センターの活動に対し、皆様の一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

センター長(奈良県立医科大学学長)

嶋緑倫

お問い合わせ

公立大学法人奈良県立医科大学 県費奨学生配置センター・医師派遣センター

電話番号:0744-23-9111

ファックス番号:0744-23-9966